婚活は競争! 私のような弱者でも戦える必勝法を伝授します!【後編】

生活
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低スペックな私には勝ち筋が見えない婚活の世界。絶望的な現実の中で私が見出した一縷の希望の光。かすかだが確かに存在する勝利への「弱者の戦略」を公開します。

婚活バスツアーに勝ち筋を見出した

【前編】で街コンとお見合いパーティーに参加した私は、まったくうまくいかずに、散々たる現実を目の当たりにした。

勝ち筋を見出すためには他の主戦場を見つけなければならない、と考えていた矢先に、たまたま見ていたテレビで取りあげていたのが婚活バスツアーでした。

番組が進んでいくにつれ、これはイケるかも、という思いが湧きあがり、すぐに参加してみることに。

なぜバスツアーがチャンスなのか?

婚活バスツアーとは、日帰りまたは一泊二日で観光地や体験スポットを巡りながら、参加者全員がゆっくり交流できるイベント形式の婚活である。

結婚相談所や婚活パーティーなどシリアスなイベントになればなるほど「収入や職業が決め手となり」低スペックの男性は勝ち目が減ります。

しかし、婚活バスツアーには、婚活、と日帰り旅行、と2つの目的が存在する。

そのため、参加者全員が婚活に100%振り切っているわけではないので、『収入や職業でシビアに判断される可能性が多少低くなる』と予想できたのです。

これは、私のような低スペックな人間にとってはチャンスの芽が生まれることを意味していました。

勝ち筋を見出した3つの特徴

バスツアーの特徴を分析し、私は以下の点に勝機を見出しました。

1.長い拘束時間による交流の長さ

日帰りツアーの場合、朝の7時〜8時台に集合し、夜の18時〜20時頃に解散と、拘束時間は約10〜12時間にも及びます。

街コンや婚活パーティーでは1人の相手と話す時間はおおよそ5〜10分程度でした。

その短い時間では、最初に配られるプロフィールカードの基本情報(特に職業と収入)で判断されて終わりです。これでは完全にスペック勝負になってしまう。

バスツアーが優位な点は、バスでの移動中や観光中に何度も席替えやグループ替えが行われるため、プロフィールカードの印象は最初が主で、

一緒にいる時間が長くなるにつれて、それ以外の「人間性」や「居心地の良さ」などの価値が上がってくるのです。

2.共同作業や体験がある

バーベキュー、フルーツ狩り、陶芸などの共同作業を通じて、相手の性格や協調性をじっくりと見極めることができます。

様々なイベントや移動時間などを通じて、プロフィールカードの表面的な情報以外の部分、すなわち人間性・居心地の良さ・トークの内容・容姿や清潔感など、人間の総合力で勝負できる可能性が高まります。

3.女性の参加費が高い

私が参加していたツアーでは男性18000円程度、女性16000円程度と男女の料金差が少なかったのです

女性も男性と同じ程度の高額な参加費を払っているので、「いい人がいなかったらまた来ればいいや」というような女性は少なく、真剣に婚活とツアーを楽しもうと考えている可能性が高い、と判断できます。

以上の婚活バスツアーの特徴を目の当たりにした私は、ここなら勝ち目が出てくるかもしれないと思い、ここを主戦場に戦ってみようと決意しました。

主戦場が決まれば、あとは「その時」に向けて準備をするのみ

戦う場所を「婚活バスツアー」と決めた私ですが、ただ参加すれば勝てるわけではありません。

「婚活とは確率の問題である」と私は考えています。

  • 高スペックな男性: 一流大学卒、大企業勤務、高収入、高身長、イケメン。 → 彼らが意中の相手とカップルになれる確率は、ほぼ100%に近いでしょう。

  • 低スペックな男性: 学歴・収入は平均以下、容姿も普通以下。 → 高スペックから遠ざかるにつれて、カップル成立の確率は徐々に低くなります。

つまるところこの戦いの本質は、「意中の女性が現れたその時に、相手を1発で射止める確率をいかに底上げできるか」という戦いなのです。

いかに欠点(短所)を減らし、ストロングポイント(長所)を伸ばすか、が勝負を決める

では、どうすれば確率は上がるのか?

それは、いかに欠点(短所)を減らし、ストロングポイント(長所)を伸ばすか、に尽きます。

一般的に、婚活において女性が男性に求めている上位3つは以下のものと言われています。

第1位:経済的な安定性(収入と仕事)

第2位:価値観の一致と人間性(性格・相性)

第3位:健康と清潔感(見た目と生活習慣)

残念ながら、第1位の「収入と仕事」において、私はライバルたちに大きく劣ります。

ここは短期間の努力ではどうにもなりません。

だからこそ、第2位と第3位などの他の部分で欠点をカバーすることが重要になってきます。

戦略①:「清潔感」でトップ3を狙う

バスツアーの参加者は、男女それぞれ20人前後。つまり男性ライバルは20人程度です。

変えられない容姿(顔の造形、毛量など)は置いておいて、努力で改善できる清潔感という項目においては、

最低でも上位5番以内、できれば3番以内には入っておきたい。

これは才能ではありません。努力で解決できる作業です。

  • 髪型: 美容師さんに「自分に似合う髪型」にしてもらう(あるいは雑誌を見て気に入った髪型にしてもらう)。

  • 服装: アパレル店員さんに相談し、年相応で清潔感のある服を見繕ってもらう(あるいは雑誌を見て気に入った服のマネキン買いをする)。

それなりにお金はかかりますが、自分への投資なのでケチるのは禁物です。

ここで手を抜くと、土俵にすら上がれません。
逆に言えば、上位3位に入れさえすれば一緒に行動する時間が長くなるにつれて、「年収的に無理」という足切りラインは突破できる可能性がでてきます。

戦略②:長所(ストロングポイント)の一点突破

基本の加点可能な部分を押さえたら、次は長所を伸ばす作業です。

私の場合、優しさくらいしか取り柄はないので「気遣い」を心がけてみました。
例えば、

  • 重い荷物をさりげなく持つ。
  • 空調の効き具合を気にかける。
  • 話し上手でなくとも、聞き上手にはなれる。

    などです。

トークが得意な人はそこを磨けばいいし、容姿に恵まれている人はそこを磨けばいい。

こうして自分の長所を伸ばすことで、年収という巨大なマイナス点を上回るプラス点を積みあげていく。

そうやって総合点をいかに増やしていくかがポイントになってきます。

戦略③:使える「武器」は全て使い、加点を狙う

清潔感や気遣いといったソフト面の努力に加え、私は物理的な「武器」を増やすことにも投資しました。

「多少でもプラスになるなら、やらないよりはやったほうがいい」

その精神で、使えるものは何でも使う気持ちでした。

小物で印象を変える

まずは手軽なところから。

私は飾り気があったほうがいいかなと思い、ネックレスとブレスレットを購入しました。

いきなり本番で使うのは怖かったので、行きつけのスナックにつけていき、
ママや女性たちの反応をリサーチ。

思いのほか好評だったので、自信を持って婚活にも導入し、実際に褒められることもありました。

しかし、これは序章に過ぎません。私にとって最大の投資であり、幸運の女神となったのは「車」でした。

「おじさんっぽい車」からの脱却

ある日、友人と友人の知り合いの女性2人と食事をし、私の車で送っていくことになりました。

当時乗っていたのは、父親から譲り受けた国産のセダン。ターボ車でスピードもパワーも申し分なく、私自身は気に入っていました。

しかし、助手席の女性が放った一言に衝撃を受けます。

これって太郎さんの車? なんかイメージと違う。車はおじさんっぽいね

目から鱗でした。女性はこういう部分でも、私のセンスやライフスタイルをジャッジしているのだと気づかされたのです。

「これは武器になる」

そう直感した私は、即座に行動に移しました。

480万円の勝負手

私は翌日から車選びを開始しました。

その中で一目惚れした「MINI クラブマン」というめちゃめちゃお洒落な車に買い替えました。

総額は約480万円

低所得の私にとっては分不相応な買い物です。 しかし中途半端が1番良くないという気持ちでした。

大事に育ててきた株の種銭330万円を頭金として投入し(種銭の残高は70万円まで減った)、足りない分は5年ローンで。

結果的には車が納車されたのとほぼ同時に、現在の妻と出会い、1年後には結婚。

さらにその1年後には子供が産まれたので、結局2年半ほど乗っただけでファミリーカーへ買い替えました。

大変大きな出費でしたが、これも自分への投資です。

「総合点」で合格ラインを超える。 これこそが、低スペックな私が編み出した、唯一にして最大の必勝法なのです。

結論:正しい戦略で、泥臭く「回数」を重ねろ

欠点のない人間はいません

だからこそ、長所を伸ばすと同時に、短所を減らすことも忘れてはいけません。

無くすことができない短所なら、少しでもマイナスの点数(マイナス10点からマイナス5点へみたいに)を減らす努力をする。

この「短所の抑制」と「長所の伸長」、2つを両輪で回しながら努力を積み上げることが大事です。

しかし、厳しいことを言いますが、私のような低スペックな男性は、バスツアーに行っても1回や2回で理想的な相手とカップルになれることはまずないでしょう。

勝てる「確率」を引き寄せる

カップルになる確率が低い人ほど、とにかく回数を重ね、会う人数を増やすことが大切です。

私たちが狙うべき「勝利の条件」は以下の2つが揃った時です。

  1. 高スペックなライバルがいない(もしくはとても少ない)。
  2. 自分のタイプの女性が参加している。

よほど奇跡が起きない限り、1度や2度の参加でこの条件が整う「神回」に巡り合うことはありません。

だからこそ、行動するのです。

出会う人数が増えれば、この条件に合致する回に当たる確率、つまりマッチングする確率が上がります。

努力の方向性を間違えるな

もちろん、お金もエネルギーも非常に消耗します。

しかし、欠点の多い人ほど、人よりも多くの努力をしなければならないのが現実です。

ただし、闇雲に努力をしても報われることはありません。

 自分自身の現状を直視し、勝てる場所を選び、自分を磨く。

 「正しい戦略」に従って、たくさんの努力をすること。

これこそが、弱者が婚活という戦場で生き残るための唯一の道なのです。

最後に:低スペックな男にとって、婚活は「茨の道」である

低スペックな男性にとって、婚活とはまさに茨の道です。

運命の人、理想の女性を追えば追うほど、その道は険しくなります。

回数を重ねれば重ねるほど、心が折れそうになることが増えるでしょう。

かくいう私も、心が折れかけたことがあります。

バスツアーに行き始めて半年以上が過ぎた頃、身も心も疲れ果て、「少し休もう」と半年ほどの休憩期間を作りました。

しかし、私は諦めたわけではありませんでした。

99人に嫌われても、たった1人に好かれれば勝ちなのだ

そう信じ、この休養期間中に(前述した)車の買い替えを行い、牙を研いでいたのです。

そして、休憩明けの最初のバスツアー。

ここでドラマは起きました。

奇跡は突然やってくる

半年ぶりのバスツアー。

私はバスのシートに座り、プロフィール用紙を記入していました。

ふと顔を上げると、2人組の女性がバスに乗りこんできます。

私の目は、その背の高い方の女性に釘付けになりました。

はじめて理想的な女性が現れたのです。

しかも、通路を進んでくるその女性が座ったのは、なんと私の隣の席でした。

話してみると、驚いたことに彼女は隣街に住んでいました(東京発のツアーで、神奈川県西部から参加している人と会うのは奇跡的な確率です)。

正直、運命を感じました。

最後のカップリング発表は、これまでの人生で一番緊張しましたが、無事にカップル成立。

これまでの人生で一番嬉しい瞬間でした。

これが、今の奥様との出会いです。

エピローグ:「魔法」が解けなかった唯一の人

しかし、勝負はここからです。 実は私には、ある「懸念」がありました。

妻と出会う以前、私はバスツアーで2度カップルになったことがあります。

しかし、2度とも後日デートで会うと、「あれ、こんな感じだったっけ?」と、1度目より色褪せて見え、テンションがまったく上がらなかったのです。

これは「婚活あるある」かもしれません。

バスツアーという20人限定の「閉じた世界」では魅力的に見えても、後日、日常の中で再会すると魔法が解け、「思ってたのと違うな」と冷静になってしまう。
スナックの女性やコンビニの店員さんに対してもよくある現象です。

だから、妻との初デートの日。 納車されたばかりの「MINI クラブマン」を駅に停めて待っていた時も、私は自分に言い聞かせていました。 

「きっと前のイメージよりだいぶ落ちるはずだ。過度な期待はするな」と。

ハンドルに顎を乗せてぼんやりと駅の出口を眺めていた時です。赤のスカートに黒のニットを着た、背のすらっとした女性が改札口から出てきました。

(うわ、あんな子だったらテンション上がるんだけどなぁ……。ま、そんなわけないか笑)

なんて自虐的に考えながら、その女性を目で追っていると、彼女は迷わずこちらへ近づいてきます。 徐々に距離が縮まり、その姿がはっきりと見えた瞬間。

私は、息を飲みました。

……色褪せるどころか、バスの中で見た時よりも、遥かに輝いて見えたのです。

「思っていたのと違う」

それは最高の裏切りでした。

そして、結婚して8年たった今でも、その輝きは色褪せることはありません。

自分の直感と、これまでの戦略が間違いではなかったと確信した瞬間でした。

これが、私が絶望的な婚活市場で見つけた、私だけの「勝利」の物語です。

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